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  • 2014年7月20日FENICS 20世紀の映像百科事典シネマグラフィカ上映会

    学問分野や産学の壁にとらわれずフィールドワーカーをつなげ、新しい発想・モノを生み出すNPO(申請中)FENICS(フェニックスhttp://www.fenics.jpn.org/)という団体を運営し始めました。
    初めての出版企画「FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ 全15巻」が5月より発刊されています。
    その出版イベントとして、7月20日夜に東京、東中野駅前のSpace&Cafeポレポレ坐にて「台所」をテーマとした映像アーカイブの上映とトークイベントを行ないます。
    まだ席に余裕があるとのことですのでもしご興味がおありでしたらぜひどうぞお越しくださいませ。
    おいしそうな映像&写真を用意してお待ちしております。

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
    20世紀の映像百科事典シネマグラフィカ上映会
    http://www.fenics.jpn.org/modules/blog/

    ■日時:2014年7月20日(日)17:30 open/18:00 start
    ■会場 : Space&Cafeポレポレ坐 (東中野)
    ■ゲスト:FENICSメンバー
    佐藤靖明(東アフリカ・民族植物学)、福井幸太郎(南極ほか・雪氷学)、小西公大(インド・社会人類学)、大橋麻里子(アマゾン・社会環境学)、梶丸岳(ラオス・中国・歌掛け研究)、椎野若菜(東アフリカ・社会人類学)

    ■料金:予約1,500円/当日2,000円(ワンドリンク付)
    ■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email :event@polepoletimes.jp
    ■共催:公益財団法人 下中記念財団(平凡社の創立者下中弥三郎を記念し、教育・出版に関する助成を実施)、ポレポレタイムス社
    ■企画:第7回EC上映班/下中菜穂(暮らしの自由研究室)、丹羽朋子(FENICS)、ポレポレタイムス社 
    ■協力:FENICS、川瀬慈(国立民族学博物館)、岡田一男(東京シネマ新社)

    本上映会シリーズは、20世紀を代表するこの壮大な映像アーカイブを今に?生きる私たちの目線で読み直し、虫干しして、多彩な分野の人々との対話を通して新しい息吹をふき込む試みである。
    これらの映像の中に、私達の未来に必要な宝物を見つけられるかもしれない。

    〈連続上映会7 台所〉
    人間は食物を手に入れ、調理し、食べる。毎日欠かせないこの営みは、世界ではどのように行われているのだろう?EC映像が記録した、どこでも台所にしてしまう狩猟採集民の見事な技や、システマティッックな牧畜民のキッチン。これに加えて、『FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ-衣食住からの発見』の出版にあわせ、熱帯アマゾンから南極まで、研究のため世界にくりだすフィールドワーカーたちを迎え、現場ならではの食材をほおばり、ときに工夫や我慢をしながら食をとる、十人十色の「台所」講義をうかがいます。

    〈FENICSとは?〉
    学問分野や産学の壁にとらわれずフィールドワーカーをつなげ、フィールドワークの知識や技術、経験を互いに学びあい、新たな知を生み出すことを目指すグループ(NPO法人申請中)。
    FENICSは、学問分野や産学の壁にとらわれずフィールドワーカーをつなげ、フィールドワークの知識や技術、経験を互いに学びあい、新たな知を生み出すことを目指すグループです。フィールドワークをしている研究者、フィールドワークに興味のある方/初学者、フィールドワーカーの仕事に関心のある各界の方々をFENICSに会員登録、参加していただくことでつなぎ、情報交換、知の刺激を得て新しいモノをつくりだしたい、と思っています。
    設立を機に「FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ」を刊行開始(http://www.kokon.co.jp/book/b178120.html)。全15巻にはフィールド調査の具体的なノウハウから災難や失敗の克服法、映像記録の技法まで、多様なテーマにあわせて200人を超えるフィールドワーカーが寄稿する。
    この機会にぜひ、ご登録を!
    http://www.fenics.jpn.org/

    〈上映プログラム〉
    【ECフィルムより】
    ビンガ・ピグミー族(赤道アフリカ・サンガ地方)女たちの共同漁撈/1977年
    マサキン族(東アフリカ・コルドファン)料理と食事/1963年
    クラホ族(ブラジル・トカンティンス地方)亀の捕獲と料理/1965年
    *民族名、撮影地名には、現在では用いられない名称がございますが、製作当時の表記を尊重しました。

    【特別上映】
    FENICSノフィールドワーカーたちが撮影した、世界各地のフィールドの「台所」映像
    (アマゾン、インド、ラオス、中国、南極ほか)

  • 2014年1月 FENICS フィールドノートsalon

    私たちFENICS(Fieldworker’s Experimental Network for Interdisciplinary CommunicationS)は多様な分野のフィールドワーカーをつなぎ、新たな知を生み出す、産学連携を視野にいれたNPOの設立を準備しています。
    その嚆矢として、フィールドワークをテーマにした叢書(百万人のフィールドワーカーシリーズ)を企画中です。その先行イベントとしてこのたび、「フィールドノート」をテーマにしたサロンを開く運びとなりました。

    多彩な分野の執筆者の方々にそれぞれのフィールドノートの位置づけや利用方法、工夫などについて各々の実践例をご紹介いただくことになっています。

    日時  1月11日 14時~17時 
    場所  東京大学駒場キャンパス14号館407号室

    話題提供予定者(あくまでも予定)

    阿児 雄之(考古学・年代測定 東京工業大学博物館)
    角南聡一郎(民俗学・考古学・人類学 元興寺文化財研究所)
    平田正礼(古生物学 隠岐ジオパーク)
    細将貴(進化生物学 京都大学大学院)  
    増野亜子(民族音楽学 東京芸術大学)
    山崎鯛介(建築学 千葉工業大学) 

    年明け、皆様にお会いできること楽しみにしております。
    「サロン」です、お気軽にお越しください。

    <連絡先>
    FENICS 
    梶丸岳 (文化人類学 日本学術振興会 gakukazi@gmail.com)
    椎野若菜 (社会人類学 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 wakanatokyo@gmail.com)

  • 2010年度~ 文化人類学会関東地区懇談会 連続企画 「教室/大学というフィールド――文化人類学の何をどう伝える�

    2010、2011年度と文化人類学会の関東地区懇談会の幹事になりました。
    人選して、石田慎一郎、孫暁剛、高野さやか、松村圭一郎、渡邉暁子さんらをひきこみ、
    会合をひらき、あれこれ議論して、次のような企画をかんがえました。

    2010年度~ 文化人類学会関東地区懇談会 連続企画
    「教室/大学というフィールド――文化人類学の何をどう伝えるか」

     広く市民、社会一般にたいし、文化人類学による仕事の成果をどのように発信していくべきかを問うさいに、大学の学生はもっとも身近なオーディエンスといえるだろう。彼らに文化人類学の何をどう伝えたらいいのかと考えるということは、この学問の社会における意義役割をどう発信すべきか、という議論にもむすびついていく。 これは文化人類学という学問の存在意義を社会に示すという、本学問領域の今後の発展の在り方に大いにかかわることでもある。
     また、現在の大学教育においては、 学生にわかりやすい、「面白い」授業をすることが期待される。しかし、具体的に、どう工夫すればいいのか??文化人類学者たちは、いまどのような授業をしているのだろうか。各大学は文化人類学をどう位置付け、教員にどのような期待をしているのだろうか。
     本企画では、まず文化人類学の授業をどのように行っているのかという情報を互いに交換、共有し、各人がより自分の研究背景を生かした、かつ学生にも 分かりやすい/分かってもらいやすい授業を行う工夫を練りだすことを課題としたい。同時に、授業の単なるノウハウにとどまらない、文化人類学に何が期待されているか、各人が文化人類学をどう考えるか、といったことに関係する試行錯誤を共有することからはじめたい。こうした作業を通じて、フィールドから持ち帰ったデータ、人類学的知を、教室/大学というフィールドでどう実践すればよいのか、考えていきたい。

    第24期日本文化人類学会関東地区懇談会幹事
    石田慎一郎、椎野若菜、孫暁剛、高野さやか、松村圭一郎、渡邉暁子
    担当理事 
    三尾裕子

     第一回は、11月6日に立教大学にて開催します。ふるってご参加ください。

    ::::::::::::::::::::::::::::::::
    「教室/大学というフィールド――文化人類学の何をどう伝えるか」 第一回 概論編
    日時 2010年11月6日  13:30~17:30
    場所 立教大学池袋キャンパス 12号館 第一・第二会議室(地下1F)
    http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/

    【プログラム】

    趣旨説明 椎野若菜 13:30~13:40

    第一部 13:40~15:10

    石田慎一郎、深田淳太郎、植村清加、小西公大

    休憩 15:10~15:30

    第二部 15:30~17:00

    鈴木洋平、モハーチ・ゲルゲイ、田中大介、高橋絵里香
    ディスカッション 17:00~17:30

    ●連絡先●
    松村圭一郎(立教大学)kmatsumura[at]rikkyo.ac.jp
    椎野若菜(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)wakana[at]aa.tufs.ac.jp

    ●企画へのご意見、ご質問等はこちらへ●
    bunka.jinrui.kanto2010@gmail.com

    第二回は、12月18日開催です!!

    ポスターです 

  • フィールド3Dプロジェクト:歴史文化の時空間表現

    椎野若菜 + 野口靖(東京工芸大学講師)

    AA研 IRC + FSC プロジェクト
    IRC  情報資源利用研究センター http://irc.aa.tufs.ac.jp/
    FSC  フィールドサイエンス研究企画センター http://www.aa.tufs.ac.jp/fsc/

    【プロジェクトの概要】
     本プロジェクトは、野口靖が開発中の時空間マッピングが可能なc-locソフトウェアをもちい、社会-人文科学の研究者による研究―例えば人類学者、歴史学者のフィールドワークによる成果のひとつの表現方法として提示することである。本プロジェクトでは、将来の大型プロジェクトにつなげることを念頭におきながらも、椎野若菜のフィールドワークによるデータを事例にすることから着手し、いかに人類学的データを可視的に表現することができるかを試みる。

    【プロジェクトのねらい】
     野口は、近年さかんになってきたGoogle Maps/Earthなどに代表されるLocative Media―地図製作(マッピング)という行為が、現代のデジタルメディアの恩恵を受けることによって新しく可能になった芸術/文化的表現の技術を利用しながら、それをアートだけでなく、人文社会の分野における展開の可能性を考えている。
     技術的な面で目指しているのは、3Dグラフィックスを利用した「時空間」的なマッピングが簡単に作成でき、更にそのシステムにGPS、データベース、ネットワークなどが容易に連携可能になるというものである。そして、この研究成果をアプリケーションの形で広く一般に提供していく事により、誰でも簡単に時空間マッピングソフトウェアを利用したメディア芸術表現が可能になると考えている。
     椎野は、自身がケニア共和国において社会人類学的調査を行い収集してきたデータの一部を、この時空間マップのソフトウェアを用いて可視化することでより、研究の内容が臨場感をもって伝えやすいと考えている。つまり、いわゆる「無文字社会」をフィールドとして研究している人類学者にとって、その土地について、その民族についての歴史の再構築の主軸は、もっぱらオーラルヒストリーによるものである。その裏づけとして、植民地化以降の時代であれば、土地の民族、文化などに関心があり毎月、もしくは毎年記載している植民地行政官の報告を見つけ出すのが大きな仕事である。公文書という限られた報告のなかから有効な記述を洗いだし、参考にすることはできる。また強制移住や強制労働、徴税の内容の変化、飢饉などの自然災害の記録と照らし合わせることで、植民地以降の歴史をある程度再構築することができる[椎野 2008a]。文字と写真という平面を使った従来の表現方法では、いたずらに長文と化すだけであり、資料的には価値があっても、読者への表現としては有効とはいえない。人類学、歴史学など人間の文化を通時的に研究している学問において、データの質やテーマの設定の仕方によって、この時空間マップにデータをおいて可視化させる方法は、画期的な表現方法となるのは間違いないと考える。
     本研究は、野口自身が試みたプロジェクトを、人類学者とコラボした場合にどのような可能性があるのか、実際に試みるものである。今後、個々の人類学者、歴史学者がもつデータにそくしたカスタマイズの必要性など技術面においても開発していき、研究者自身がソフトを使いこなしていけるようにワークショップを開催し、普及にも努力したい。
     
    【プロジェクトの将来性】
     本プロジェクトで使用するソフトウェアは、文化遺産の整理・保存といった視点からも有益である。例えば、中国/北京において消え行く都市部のスラムを調査・記録しているThe Da Zha Lan Projectのように、歴史的な遺産を保存するための画期的なアーカイブシステムを必要としている団体は多々ある。
     今後このマッピングシステムがAA研内の研究者による、またひろく社会-人文科学における様々な歴史文化の研究の表現形として意義あるものとして提示できれば、文化(遺産)のアーカイブ化や教育方面、日本社会、また国際社会における研究者の成果の効果的な発信の方法として重要視されるだろう。まずは椎野が野口と組み、人類学×メディアアートの可能性を提示し、そののちにAA研内の所員の希望者を募り、AA研全体の研究の表現形としてうちだせる可能性も秘めている。僭越ながら私見を述べると、いまのAA研に必要なのは、所員がどのような研究をしているのか、一般にむけても公表する、アウトプットの方法の工夫である。今後のアカデミズムの一般との関係性を考えても、メディアアートという分野とのコラボは重要だと考える。野口は最終的に本プロジェクトの規模を拡大して多国間、異文化社会の相互理解のための一助になればと考えている。そのような芸術/文化/社会的な活動の助けになるようなLocative Mediaシステムを開発、提供したいという大きな目論見のうえにたつプロジェクトである。

    【研究計画の概要】
    上記のように、プロジェクトの将来的な見通しは大きいが、まず試験的に2年という期間で行いたい。
    1年目は椎野のフィールドから「ケニア・ルオ社会の移動と居住形態の変遷」についての研究を時空間マップの上に載せる。椎野のこれまでの研究[2008b,2007,2000]に基づくものである。
    概要: 口頭伝承と言語学的研究によれば、ルオの一派はスーダン南部から徐々に南下し続け、17世紀ごろにヴィクトリア湖岸にたどり着いた。さらに内陸へ南へ、クラン単位で散らばり、移動先で野獣や他民族からの襲撃に備えて石垣の防御壁を築きその中に暮らし始めた。そののちイギリスによる植民地化政策、独立後も土地区画制度がしかれ、近代・西洋文化の影響もあいまって、人びとの居住形態は集住的であった大型石垣コンパウンドから小型石垣コンパウンドへ、そして石垣を築くのをやめて生垣コンパウンドに、さらに拡大家族の単位も分裂しコンパウンドの個別化が生じてくるようになってきたと考えられる。調査村に残る口頭伝承の聞き取りとかつての居住コンパウンドの遺跡、公文書から得た植民地政策の歴史的事象を手がかりに、植民地化以後の居住集団と居住形態の変遷を追っていく。
     また、同時に首都ナイロビのイギリスの植民地化から現代に至るまでの変化を、都市と村落の比較を同時に追うことができるように作成する。

    <参考資料>
    ●椎野若菜
    (1)2008年5月(2008b)
    ‘Movements of the Luo and changes in residential patterns from the second half of the 19th century to the British colonial period and the present age in Kenya’s South Nyanza region’、『東部および南部アフリカにおける自由化とエスノナショナリズムの波及』(平成17年度~平成19年度科学研究費補助金(基盤A)研究成果報告書、課題番号17251012)、pp.79-108。
    (2)2008年4月(2008a)
    『結婚と死をめぐる女の民族誌―ケニア・ルオ社会の寡婦が男を選ぶとき』世界思想社。
    (3)2007年2月
    「ケニア・ルオの生活居住空間(ダラ)―その形成と象徴的意味の変化」、(河合香吏編)『生きる場の人類学―土地と自然の認識・実践・表象過程』、pp.331-362。
    (4)2000年9月
    「ケニア・ルオの居住形態の変遷」
    『アフリカレポート』31号、アジア経済研究所、pp.41-45。

    ●野口靖
    http://r-dimension.xsrv.jp/

    2008年7/26-30の日程で日本科学未来館にて「未来予感研2」という企画展示(研究発表)に参加。
    URL: http://r-dimension.xsrv.jp/jpn/?p=49
    c-locソフトウェア ドキュメントビデオ
    http://r-dimension.xsrv.jp/jpn/?p=75

  • フィールド研究者のネットワークWeb構築

    私がAA研で属しているフィールドサイエンス研究企画センター(FSC)の事業として、始めたプロジェクトです。
    メディアウィキで試験的に始めているので、ご関心があれば、ぜひご連絡ください!
    fieldnet@tufs.ac.jp

    海外で調査研究、フィールドワークを行う研究者が、文系理系、専門分野や所属をこえて参加するネットワークを、ウェブ上で構築しはじめています。

    http://fieldnet.aacore.jp

    たとえば、こんな経験ありませんか?
    ◆同じ国の、しかも同じような地域で活動している研究者がいるのに、お互い何をしているのか、よくわからない。
    ◆日本に帰ってきてから、同じ地域で調査をしていた人がいることを知った!
    ◆対象地域を変えて研究をする予定だが、初めて関わる地域なので、どのような研究者がいるのか知りたい。
    ◆久しぶりにフィールドワークをするが、地域の状況がよく変わるので、最近の情報を知りたい。

    このようなとき、手がかりを得られるようなサイトがあれば便利です。
    そこで・・・専門分野が異なり、なかなか知り合えない研究者と出会い、互いに調査地や研究に関する情報をやりとりできる場をウェブ上につくることを考えました。さらに将来、ここで出会った研究者が知的刺激を受けあい、そしてそのやりとりからゆくゆくは分野をこえた共同研究、科研申請の可能性もでてきたら・・

    もし、こんなサイトがあったら便利。
    という意見がおありでしたら、ぜひ教えてください。まさに今春、開始したばかりのプロジェクトで、素案や運営の議論を始めたところです。情報を得られるサイトを作るということは、当然ながら情報を出す側も必要であり、そうした情報交換、知的交流のきっかけを生み出す場をつくるには、協力的な参加者が必要です。ご関心のある方、またご所属の機関、研究室で関心をもってくださる若手の研究者(フィールドワークの経験のある博士課程以上の院生、ポスドクの方など)をご存知でしたら、ぜひご紹介ください。

    異なる知と知をつなげるネットワーク。ぜひ、あなたもウェブ構築に参加、しませんか?

    参加を希望される方は下記のアドレスまでご連絡ください 
    fieldnet@tufs.ac.jp

    ★フィールド研究者ネットワークウェブ構築委員会★
    仕掛け人: 椎野若菜 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・助教)
    協力者:  
    石森大知(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・ジュニアフェロー)
    古澤拓郎(東京大学国際連携本部ASNET推進室・特任講師)
    佐藤靖明(大阪産業大学人間環境学部・客員講師)
    駒澤大佐(日本学術振興会・ナイロビ研究連絡センター・駐在員)
    福井幸太郎(立山カルデラ砂防博物館)
    的場澄人(北海道大学低温科学研究所・環オホーツク観測研究センター・助教)
    矢吹裕伯(独立行政法人海洋研究開発機構・地球環境観測研究センター
         ・水循環観測研究プログラム 寒冷圏水循環グループ・サブリーダー)
    小西公大(日本学術振興会特別研究員・東京大学大学院)

    連絡先:椎野若菜(上記の「お問い合わせ」へ!)
    東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)
    フィールド研究者ネットワークウェブ構築委員会事務局 fieldnet@tufs.ac.jp
    サイト:   http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/community.html

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  • フィールドから考える社会問題

    人類学者は、自分が対象としている異文化社会に長期間、少なくとも1年は自分の身を置き、フィールドワーク(実地調査)を行なう。しばしばある家族の一員として迎えてもらい、人間関係を築きながら現地の人びとと暮らす。それはまず生活に必要な言葉を覚え、人びとの生活様式を学ぶことである。アフリカで毎日、牧童とともに牛追いをしたり、狩りの獲物をさがして延々と歩く文化人類学者もいれば、太平洋の大海原で漁をする文化人類学者もいる。ときにはその土地でケンカをしたり、生涯の友をえるかもしれないし、恋に落ちたりすることもあるのかもしれない。こうして、現地の人びととともに長期間生活することで、その社会の文化を身体ごと体験するのである。この一人の人間が知覚、嗅覚、触覚を使い、ある社会のなか、とりわけある家族に受け止めてもらいその一員となって心身全体で行う調査の仕方を「フィールドワーク」という。このフィールドワークこそがジャーナリズムとは異なる、文化人類学の魅力のひとつである。フィールドにおいて自らの生活の大半をともにした人びととの、その土地との関係は、人類学者にとって生涯の付き合いとなることが多い。すると多くの人類学者はまず、現地の人びとの視点で物をみようとするし、それが人類学そのものである。そして、ふとそのフィールドを出てそこで起こっているさまざまな事柄について、外の人たちが報道したり語ったりするその表象の仕方に、違和感を覚えることがしばしばあるのである。
    実際のところ、現代の世界は人道的な観点から「問題」と取り上げられて報道される事柄で埋め尽くされている。そうした事柄は「社会問題」として日々、テレビや紙面、書架を賑している。プロとしてジャーナリズムに身をおかずとも、個々人がネット上で情報を発信できる時代ともなってきている。だがそうした種々の「社会問題」を概観して疑問に思うのは、それら数多の声が一様になりがちで、しばしば暗鬱な色調に彩られていることである。劣悪な状況を写した映像や同時に流される特有の文化像に基づいたナレーション、さらには暗澹たる未来像だけを提示されると、「それだけではないだろう」と人類学者が言を発したくなるのは自然だろう。「問題」であると判断する価値基準、その観点自体が、西洋的観点もしくは政治経済的強者の論理によっていたり、何かの利害関係のもとに発せられていることもありうる。たとえば日本にいる人びとは、日本のメディアがみせる「問題」を問題として映し出されるのである。
    もちろん、その地で生じている「事実」や「現状」を否定する気はない。むしろ、その「事実」を自分の身をもって体験して知ってしまっている人類学者は、いわゆる人道的なあるいは西洋科学的立場からの評価と、現地の思考/志向のはざまで悩むこともある。だが、日本で報道されているその「事実」や「現状」はその社会における大きなものの一面でしかないであろうことを、多くの文化人類学者が感じている。またそうした「事実」は、決まりきった視点からとりあげられるだけはなく、現地に行き実際に自分で見ることができない報道される側にも伝えられるべきものだろう。同じ「事実」や「現状」でも、「社会問題」の視点から語るのと、フィールドの現地の視点から語るのでは、まったく別のものが見えてくる。本プロジェクトでは、そうした現場を知った人類学者が、あらゆる「社会問題」について、フィールドからの視点をふまえて感じ、考えたことを、政治的な要素なく現地に深いつながりをもつ個人として「つぶやいて」もらう場である。

    (企画:椎野若菜)

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  • 【ミニ・シンポジウム】 「『シングル』の視点で社会をみる――人類学的試論」

    比較家族史学会研究大会 第51回大会において、ミニ・シンポジウムを行ないますのでお知らせいたします。ご参加いただけると幸いです。

    【ミニ・シンポジウム】
    「『シングル』の視点で社会をみる――人類学的試論」

    <日時>2008年11月8日(土)15:10~17:30
    <概要>
     戦後日本に形成された核家族像から逸脱した人の生き方が、『シングルライフ』に始まり、90年代になると「パラサイトシングル」、「負け犬」、そして「おひとりさま」、さらに「もてない男」といった言葉で表現され世間を賑わせている。その際シングルという語は、従来の家族像からある意味外れた存在として「結婚していない/配偶者がいない人」の意でシングル、ととらえられてきた。この場合シングルであることは、期待と不安という表裏一体の感情に支配される「ひとり」という状況に帰結することを前提としている。だが変化の激しい現代、世界のあらゆる地域に目をむけたとき、(結婚していたとしても)さまざまな要因で「ひとり」になる状況がある。また逆に、(結婚していなくても)伝統的に「ひとり」にはしない仕組みを用意している社会もあるし、そのように変化しつつある社会もある。
     そこで本シンポジウムでは「シングル」をより広い概念として捉え、出稼ぎ者、高齢者、ジェンダー・マイノリティといった人びとも対象とする。世界中で多様な展開を示す、こうした「シングル」というあり方自体を問題化することは、逆説的ではあるが、これからの家族について考える視座を示すことにもなろう。
    <プログラム>
    (0)趣旨説明:シングルに注目して社会をみると   
      椎野若菜(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
    (1)ひとりで老いていくこと:フィンランドの場合
      高橋絵里香(東京大学大学院博士課程)
    (2)パリに暮らす移民のシングル
      植村清加(成城大学民俗学研究所研究員)
    (3)PNG・テワーダ社会における「シングル」とは
      田所聖志(立正大学非常勤講師)
    (4)「結婚」しないヒジュラの生き方
      國弘暁子(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究院研究員)  
       討論
    <会場>椙山女学園大学星が丘キャンパス、文化情報学部メディア棟001室
    <アクセス>
    〒464-8662 名古屋市千種区星が丘本町17番3号
    ※地下鉄東山線 「名古屋」から「星ヶ丘」下車。6番出口より徒歩5分(計23分)
    http://www.sugiyama-u.ac.jp

    午前中は個人の自由報告があり、本シンポの前にも「家長権をめぐる<母>機能の比較史」というミニシンポが開かれます。
    *主催者にお問い合わせは、
    椙山女学園大学文化情報学部黒柳晴夫研究室
    電話052-781-4049 メール hkuro@sugiyama-u.ac.jp

  • 公開シンポジウムセックスの人類学~動物行動学、霊長類学、文化人類学の成果

    企画進行中の『性の人類学の手ほどき~彼らをつうじて性を理解する』
    (企画:奥野克巳・竹ノ下祐二・椎野若菜)の活動のひとつで、
    下記のようにシンポジウムを実施します。ご関心のある方、ぜひいらしてください!
    申し込みアドレス  iis2008@obirin.ac.jp

    公開シンポジウム
    セックスの人類学:動物行動学、霊長類学、文化人類学の成果
    2008年6月28日(土)  於:桜美林大学町田キャンパス
    桜美林大学・国際学研究所 主催 桜美林大学・リベラルアーツ学群文化人類学専攻 共催

    10:30 開会のご挨拶:桜美林大学・佐藤東洋士理事長学長 
    10:35 国際学研究所長挨拶:小沢一彦  桜美林大学 国際学研究所
    10:40 趣旨説明:奥野克巳  桜美林大学 国際学研究所

    10:45~12:30  第1部、<動物たちのセックス>
    (司会)鷹木恵子 桜美林大学・リベラルアーツ学群 人文学系

    (1)性器の正規利用とは?~鯨類のセックスをながめつつ~
                      篠原正典  帝京科学大学 生命環境学部
    (2)セックスにおけるオスとメスの葛藤~オランウータンを例に
                      久世 濃子  京都大学 理学研究科
    (3)サルの「『性』性」に挑む~「同性愛」を切り口として
                      竹ノ下祐二  中部学院大学子ども学部

    (ゲスト・コメンテーター)デヴィッド・スプレイグ 筑波大学農業科学技術研究所
    質疑応答

    13:30~15:35  第2部、<意味を与えられるセックス>
    (司会)中生勝美  桜美林大学 リベラルアーツ学群 人文学系

    (4)男が戦いに行くように女は愛人をもつ
    ~南部エチオピア・ボラナ社会の性と結婚の民族誌~
                      田川玄  広島市立大学国際学部
    (5)ニューギニアにおける性の多様性とテワーダ社会
                      田所聖志  立正大学文学部
    (6)ケニア・ルオ社会における儀礼的性交の意味
                      椎野若菜  東京外国語大学アジア・アフリカ
                              言語文化研究所
    (7)インド・ヒジュラの性
                      國弘暁子 お茶の水女子大学大学院 
                       人間文化創成科学研究科研究院 研究員

    (ゲスト・コメンテーター)棚橋訓  お茶の水大学大学院
    質疑応答

    15:55~17:40 第3部、<セックスの快楽と欲望>
    (司会)吉田匡興  桜美林大学 国際学研究所
    (8)プナンのペニス・ピン~狩猟採集民の性行動~
                      奥野克巳  桜美林大学 国際学研究所
    (9)『おきゃくさん』とは誰か
    ~『おんなのこ』のまなざしによる性風俗世界の一断面
                      熊田陽子  お茶の水大学大学院 博士課程
    (10)トランスジェンダー/トランスセクシャル
                      市野澤潤平  東京大学大学院 博士課程
    (ゲスト・コメンテーター)シンジルト 熊本大学文学部
    質疑応答

    17:50~18:40  第4部、総合討論:動物のセックス、人間のセックス
    (司会)奥野克巳

    閉会のご挨拶:大越孝副学長

  • 性の人類学の手ほどき

    彼らをつうじて性を理解する

     「性」をつうじて、「彼ら」(動物および異文化の人びとなど)について理解するということなのだろうか。あるいは、逆に、「彼ら」をつうじて、「性」について理解を深めるということなのだろうか。いったいどちらなのでしょうか。このプロジェクトでは、わたしたちは、後者、すなわち、「彼ら」をつうじて、「性」についての理解を深めることを目指します。一方では、動物と人間の性の営みを示し、他方で、それぞれの性行動のありようを示すことができるような本をつくりたいと考えています。

    2009年3月出版予定。春風社。
    (企画:奥野克巳・竹ノ下祐二・椎野若菜)

  • やもめぐらし―寡婦の文化人類学

    寡婦(夫)をめぐる環境は、伝統的な生活・慣習が残っている場合もあれば、もはや「寡婦」というカテゴリー自体が意味を失いつつある場合さえ見られる。世界各地のフィールドワークから、各社会における「やもめ」の位相やその過去・現在・未来を検証する。

    目次

    はじめに(椎野若菜)
    この本を読む前に(伊藤 眞・椎野若菜・福井栄二郎・渡邊欣雄)

    第1部 制度のなかで生きるやもめ

    第1章 配偶者亡きあとの再婚——逆縁婚と順縁婚(渡邊欣雄)
    第2章 くらしに埋めこまれた「レヴィレート」——ケニア・ルオ社会(椎野若菜)
    第3章 寡婦がうまれる条件——オーストリア農村の結婚について(森 明子)
    【コラム1】北欧の寡婦たち(レグランド塚口淑子)
    第4章 タプタニがやって来る——女性同士の結婚の「夫」というやもめ(小馬 徹)

    第2部 やもめとセクシュアリティ

    第1章 ヴェドヴァの「力」の背後にあるもの——イタリアの寡婦(宇田川妙子)
    第2章 夫を亡くした女が困らないわけ——ニューギニア・テワーダ社会(田所聖志)
    【コラム2】寡婦の誕生——ヴァヌアツ・アネイチュム女性の過去と現在、そしてキリスト教(福井栄二郎)
    第3章 白いサリーと赤いシンドゥール——北インド農村の寡婦の物語(八木祐子)
    【コラム3】サティー(田中雅一)

    第3部 慣習、宗教と戦いのなかのやもめ

    第1章 漢人寡婦と儒教倫理——その理想と現実(秦兆雄)
    【コラム4】最後に笑うのは寡婦——南タイにおけるムスリムと仏教徒(華人系、タイ系)の混住村落にて(西井凉子)
    第2章 戦争未亡人の物語と社会の軍事化・脱軍事化(上杉妙子)
    【コラム5】イスラーム法における寡婦(堀井聡江)

    第4部 変容する社会と「たゆたう」やもめ

    第1章 「イエ」の外に曝される寡婦——儒教的寡婦像とグローバル化のはざまで(岡田浩樹)
    第2章 南海の島の寡婦たち——パプアニューギニア・マヌス島クルティ社会(馬場 淳)
    第3章 結婚の絆、夫婦の絆——家族の観点から(伊藤 眞)

    おわりに まとめと新たなはじまりにむけて(椎野若菜)

    http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31900462

  • 手帖

    ひとり、けんか、自信、収入、身だしなみ、初潮と精通、ひとりであること、デート、毛、セクシュアリティ,結婚、憲法、暴力というテーマを男女が書きつづったもの。形態としてはスケジュール帳で、各月に1テーマがあり、短文がページを繰るとかわいい挿絵とともに目に入ってくる。執筆者は30人、主に出版関係者と研究者からなる。
    主催者いわく
    「たとえ身近な関係だけにせよ、それぞれが生活のなかで大事にしていることや、怒りや、楽しみや、しみじみとした気持ちを認め合うことができたら、分断したり・されたりすることのおごりや不安や孤立をむやみに感じないのでは? と考えてみたりします。そんなふうにつながることが、この手帖を通してできたら、なによりです。」
    http://www.shishamo-books.com/techou/

  • アフリカンポップスの誘惑

    八木繁美さんを代表とする多摩アフリカセンターから、フィールドでのエピソードをもとにしたエッセイをつけて、アフリカンポップスから、選りすぐりの曲を紹介しています。
    私もルオランドでフィールドワークしていたときのエッセイをもとに、寄稿しています。

    http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31883044

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